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日本初の洋風公園 日比谷公園:120年の歴史を辿る旅

2024年12月06日 16:59

みなさま、こんにちは!
本日は、フェリーチェガーデン日比谷がある日比谷公園の歴史についてご紹介いたします。
日本初の洋式公園として誕生し、多くの方々に愛され続けてきた日比谷公園。
その魅力や、これまで歩んできた歴史の足跡を一緒に辿ってみましょう~

江戸時代から明治時代への変遷

図1 明治32年8月の辰野金吾(工博)設計案

現在の日比谷公園の敷地は、江戸時代には萩藩毛利家などの大名屋敷が立ち並ぶ場所でした。明治維新後の1871年(明治4年)には陸軍操練所が設置され、1885年(明治18年)には「日比谷練兵場」と改称されました。しかし、1886年(明治19年)に青山練兵場への移転が決定され、その跡地を利用して公園を整備する計画が始まりました。

公園設計の試行錯誤

図2 明治36年開園時の本多静六の設計図案

1889年(明治22年)、東京市区改正設計により、日比谷練兵場跡地に公園を設置することが正式に決定されました。当初、日本園芸会や辰野金吾博士などが設計案を提出しましたが、いずれも採用には至りませんでした。最終的に、東京帝国大学農科大学教授であった本多静六博士が設計を担当することになり、ドイツ留学の経験を活かして設計を進めました。1902年(明治35年)に着工し、翌1903年(明治36年)に開園を迎えました。

日本初の本格洋風公園の誕生

1903年(明治36年)6月1日、日比谷公園が日本初の本格的な洋風近代式公園として開園しました。東京の中心部、千代田区に位置し、約16万平方メートルの広大な敷地を持つこの公園は、緑豊かなオアシスとして多くの人々に親しまれるようになりました。

「三つの洋」と日比谷公園

開園当初、日比谷公園は日本の市民にとって新しい文化である「三つの洋」を提供する場として注目されました。

  • 洋花:チューリップやパンジーなど、西洋の花々が大きな花壇に植えられ、これまで馴染みのなかった美しい花々を市民が楽しむことができました。
  • 洋食:園内にはフランス料理店「松本楼」が開業し、庶民が洋食を味わい、そのマナーを学ぶ場となりました。
  • 洋楽:1905年(明治38年)には音楽堂が完成し、陸軍や海軍の軍楽隊が西洋音楽を演奏し、多くの聴衆を魅了しました。
歴史的出来事と日比谷公園

日比谷公園は、その後も歴史的な舞台となりました。旅順港占領祝賀会(1905年)や青島陥落祝賀会(1914年)などの戦意高揚を目的とした集会が行われたほか、伊藤博文ら要人の国葬の会場としても頻繁に利用されました。また、大正時代には児童遊園が設置され、子供たちの遊び場としても親しまれました。

戦争と震災の影響

1923年(大正12年)の関東大震災では、公園内に被災者のバラックが立ち並び、避難所としての役割を果たしました。第二次世界大戦中には、金属回収のために公園の外柵が撤去され、一部は食料確保のための畑として利用されました。戦後の4年間はGHQに接収され、一般利用が制限される時期もありました。

旧日比谷公園事務所の歴史

公園内にある旧日比谷公園事務所(現:フェリーチェガーデン日比谷)は、1910年(明治43年)に公園の管理事務所として建設されました。ドイツ・バンガロー風の瀟洒な建物で、設計者は東京市の技師であった福田重義です。この建物は明治期の数少ない近代洋風建築の一つで、1990年(平成2年)に東京都指定有形文化財に指定されています。

現代の日比谷公園

現在、日比谷公園は開園から120年を迎え、都心の貴重なオアシスとして多くの人々に親しまれています。園内には、歴史的な建造物や豊かな自然が調和し、訪れる人々に憩いの場を提供しています。また、日比谷公園ガーデニングショーなどの各種イベントや展示も多く開催され、文化・音楽、園芸、スポーツなど多彩な活動の場としても機能しています。

明治時代の庶民が初めて出会った「三つの洋」に思いを馳せながら、日比谷公園を散策してみてはいかがでしょうか。歴史の息吹を感じるこの場所で、新たな発見があるかもしれません。散策で少し疲れたら、フェリーチェガーデン日比谷のカフェでひと休みしてみてはいかがでしょう。


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